理学療法士(PT)
国家試験の受験資格を得るためには,養成校で3年以上学ぶことが必要である.なおすでに作業療法士の資格を持っている人は,養成校で2年以上学べば受験資格が得られる.
2017年5月現在,大学104校,短期大学6校,専修学校152校
<理学療法士及び作業療法士法>
作業療法士(OT)
国家試験の受験資格を得るためには,養成校で3年以上学ぶことが必要である.なおすでに理学療法士の資格を持っている人は,養成校で2年以上学べば受験資格が得られる.
2017年5月現在,大学74校,短期大学5校,選手学校103校.
<理学療法士及び作業療法士法>
言語聴覚士(ST)
国家試験の受験資格を得るコースは2種類ある.①高校卒業者は,文部科学大臣が指定する学校(3~4年制の大学・短大)または都道府県知事が指定する言語聴覚士養成所(3~4年の専修学校)を卒業することで受験資格が得られる.②一般の4年制大学卒業者は,指定された大学・大学院の専攻科または専修学校(2年制)を卒業することで受験資格が得られる.
2017年5月現在,大学28校,短期大学1校,専修学校47校.
<図の出典:日本言語聴覚士協会ホームページ>
義肢装具士(PO)
国家試験の受験資格を得るコースは3種類ある.①大学に入学することができるもので文部科学大臣が指定した大学または厚生労働大臣が指定した義肢装具士養成所で3年以上義肢装具士として知識,技能を修得した者.②大学,高等専門学校または厚生労働大臣が定める学校もしくは養成所で1年(高専は4年)以上修業し,かつ厚生労働大臣の指定する科目を修めたもので養成所において2年以上義肢装具士として知識,技能を修得した者.③職業能力開発促進法に基づく義肢,装具の製作に係る技能検定合格者で養成所において1年以上義肢装具士として知識,技能を修得した者.
2017年5月現在,大学4校,専修学校6校の養成校があるが,いずれも①に該当するものを対象としており,②,③に対応する養成校はない.
<公益社団法人テクノエイド協会ホームページより>
理学療法士(PT)
一般教養科目,人体の構造と機能および心身の発達や疾病と障害の成り立ちおよび回復過程の促進などを学ぶ専門基礎科目,理学療法評価学や治療学を学ぶ専門科目,臨床実習がある.
<PTOT指定規則>
作業療法士(OT)
科学的思考の基盤を学ぶ基礎分野,人体の構造と機能および心身の発達や疾病と障害の成り立ちおよび回復過程の促進などを学ぶ専門基礎分野,作業療法評価学や治療学,臨床実習をおこなう専門分野がある.
<PTOT指定規則>
言語聴覚士(ST)
基礎・専門基礎科目として言語・コミュニケーション行動に関連する医学,心理学,言語学,音声学,音響学,社会科学などを学ぶ.また専門科目として言語聴覚障害学総論,失語・高次脳機能障害学,言語発達障害学,発声発語・嚥下障害学,聴覚障害学などを学習する.さらに,病院,リハビリテーションセンター,小児の療育施設などで臨床実習を行い,言語聴覚障害がある方を支援するのに必要な知識・技術・倫理を修得する.
<ST指定規則>
義肢装具士(PO)
科学的思考の基盤を学ぶ基礎分野,人体の構造と機能および心身の発達や疾病と障害の成り立ちおよび回復過程の促進,義肢装具領域における工学などを学ぶ専門基礎分野,義肢装具学や臨床実習をおこなう専門分野がある.
<PO指定規則>
PT,OT,ST,POの国家試験は例年2月下旬に行われ,合格発表は3月下旬である.国家試験の出題形式は,100問もしくは200問の多肢選択式(5肢1択/2択/3択)である.PT,OT,POは一般問題と実地問題があり,実地問題の配点が高く,STはすべて同一の点数である.合格基準は6割以上の正答としている.合格率は60%台から90%台である.